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ヴァイケーン(フッ化スルフリル)は、文化財燻蒸ガスとして幅広い用途で使用されています。毒物及び劇物取締法、また、高圧ガスに位置付けられるため、取り扱いおよび使用に際しては弊社が実施する技術研修を受講して頂く必要があります。

Vikane
ヴァイケーン(文化財燻蒸ガス)

ヴァイケーンシリンダー

日本国内では、ヴァイケーンを燻蒸ガスとして使用し、博物館・美術館の収蔵物や、神社・仏閣・城趾等木製構造物を毀損せずに害虫駆除を行います。
海外では一般住宅の害虫駆除や図書館,教会,ホテルなどの公共施設にも燻蒸ガスとして使用されるほか、車両,コンテナさらには穀類の燻蒸処理にも使用されております。

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ヴァイケーン燻蒸現場(米国一般住宅)

ヴァイケーンの優れた6つの特徴

① 文化財への影響が少ない

ヴァイケーンを使用した燻蒸では、これまでに文化財への影響報告はありません。収蔵物の変色・瑕疵報告はなく、動植物標本のDNAも破壊しません。

② 高い拡散力と浸透性

沸点が −55℃と極めて低いため、常温ではガス体として存在し、優れた拡散性を示します。密閉された燻蒸施設内ではスピーディーに拡散し収蔵物への浸透性が高く、確実に害虫やその卵を死滅させます。また、燻蒸処理後の適切なガス排気により、収蔵庫・収蔵物からのガス抜けが素早く行え、残留ガスによる人体曝露の危険性が低くなります。

 

③ 引火性・爆発性がない

ガスと聞くと爆発性や引火性等を懸念されるかと思いますが、ヴァイケーンにその心配はございません。文化財燻蒸を安心して行えます。

④ 非発がん物質

IARC(国際ガン研究機構)により発ガン性は認められておらず、人体に対する変異原性はありません。

 

⑤ 地球環境に優しい

温暖化係数、オゾン破壊係数が低く、地球環境への影響が低い。

⑥ 経済的

高い拡散性、収蔵物への浸透性、高い殺虫効果、ガス抜けの早さ、低残留性という特徴により、養生〜燻蒸〜養生解体までの燻蒸処理工期が短縮化されるので、経済的でもあり博物館,美術館等の休館日程に合わせて作業が行えます。

貴重な文化財を守り未来に伝承していく。ヴァイケーンがお手伝いします。

ヴァイケーンについての詳細は

​こちらから

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